1️⃣ はじめに
「白髪はしっかり染めたいけど、暗くなるのはイヤ」
ここ最近、ほとんどの新規のお客様がそうおっしゃいます。
白髪染めという言葉を聞くと、
“重くて真っ黒な仕上がり”をイメージされる方が多いと思います。
でも、僕は思うんです。
白髪を隠すために“似合わない色”を選ぶのは、もったいない。
白髪染めこそ、もっと自由でいい。もっと似合っていい。
2️⃣ なぜ「明るい白髪染め」は難しいと言われてきたのか
美容業界では長い間、
「明るくすると白髪が浮くから、暗くしないといけない」
という考え方が根づいていました。
確かに、昔の白髪染め剤はそうでした。
染料が深く入り、明るさを出すと白髪だけ浮いて見える。
でも今は、
染め方と配合のバランスで“明るくても白髪が馴染む”
そんな時代になっています。
3️⃣ 白髪を「隠す」から「ぼかす」へ
僕が考える“明るい白髪染め”とは、
白髪を完全に隠すのではなく、ぼかして馴染ませるという考え方です。
白髪の一番の特徴は「明るいこと」。
そこを無理に黒く潰すのではなく、
“その明るさを生かして全体を柔らかく見せる”のが今の技術です。
結果、顔色が明るく見え、
重たくならず、自然な透明感のある仕上がりになります。
4️⃣ 僕が印象的だったお客様の言葉
あるお客様が、鏡を見ながらこんなことを言いました。
「昔は“白髪があるから暗くしなきゃ”って思ってたけど、
いまは“白髪があるから明るくしてもいい”と思えるようになった。」
その瞬間、
「あぁ、価値観が変わるってこういうことだな」って思いました。
白髪を“マイナス”と捉えていた人が、
“味わい”や“個性”として受け入れられるようになる。
その変化を見られることが、僕にとって美容師の一番の喜びです。
5️⃣ 明るい白髪染めで大切にしていること
Beautifulでは、白髪を染めながらも“透け感”を残すことを大切にしています。
✔︎ ベーストーンと白髪の明度差をコントロール
✔︎ 白髪の量に合わせたハイライト設計
✔︎ 酸化ダメージを抑える高アルカリ還元水&水素ケア
この3つを組み合わせることで、
“明るいのに、ちゃんと染まる”を叶えています。
6️⃣ 明るい白髪染めがもたらす印象変化
before

after

・顔がワントーン明るく見える
・透明感のあるツヤで若々しい印象に
・白髪が伸びても境目が気になりにくい
実際、お客様からも
「白髪があることを忘れるくらい自然」
「次の予約まで気持ちに余裕ができた」
という声をいただきます。
7️⃣ 僕の想い
“白髪染め”という言葉の中には、
どこか「仕方なくやるもの」という響きがあります。
でも、僕はそこを変えたい。
白髪を理由に、好きな色を諦める人をゼロにしたい。
年齢を重ねるほど、
髪の色を通して「自分らしさ」を取り戻せるような提案をしたい。
そんな想いで、僕たちは“明るい白髪染め”を進化させ続けています。
8️⃣ 最後に
白髪は“隠す敵”ではなく、“活かせる素材”です。
明るく染めることで、むしろ髪に表情が生まれる。
白髪と戦うのではなく、
白髪と共に生きる髪をデザインする。
それが、僕たちBeautifulの考える“白髪改善”のかたちです。