天文館近くビューティフル市役所前店の織田です。
白髪染めにアルカリが多く配合されるのには、主に2つの理由があります。
1. 白髪の「撥水性」に打ち勝つため
白髪は黒髪に比べてハリやコシが強く、キューティクルがしっかり閉じている傾向があります(水を弾きやすい状態)。この頑固な扉をこじ開けて、染料を芯まで浸透させるために、より強力なアルカリの力が必要になります。
2. 濃い染料を「押し込む」ため
白髪染めは、透明な髪にしっかり色を定着させなければなりません。大量の染料を短時間で髪の内部に送り込むための「ブースター」として、アルカリ剤が重要な役割を果たします。
注意点:残留アルカリによるダメージ
アルカリ剤は髪を膨らませる便利な成分ですが、**「髪に残りやすい」**という厄介な性質があります。
白髪染めを繰り返すと、髪の中に残ったアルカリが数日間じわじわと髪を傷め続け、パサつきや色落ち(赤茶っぽくなる現象)を引き起こします。そのため、白髪染めをした後は、アルカリを中和する「ヘマチン」配合のシャンプーや、酸熱トリートメントなどでケアをするのが非常に効果的です。
最近は「低アルカリ処方」の白髪染めも増えていますが、もし髪のゴワつきが気になるようでしたら、市販品よりも美容室での「アルカリ除去」メニューを検討してみるのが一番の解決策かもしれません。