「カラーのあとに頭がかゆくなる…」その原因、実は“過酸化水素水”かもしれません。


1️⃣ はじめに

カラーのあとに「少しかゆい」「ピリピリする」と感じたこと、ありませんか?
実はそれ、体質やアレルギーだけが原因ではなく、
**薬剤の“酸化反応”**によって起きていることが多いんです。

今日は、その中でも特に深く関係している
「過酸化水素水(2剤)」について少しお話ししてみようと思います。


2️⃣ 過酸化水素水とは?

カラー剤は「1剤」と「2剤」を混ぜて使います。
その中の「2剤」が**過酸化水素水(かさんかすいそすい)**です。

この成分が、髪の中で色を発色させたり、白髪をしっかり染めるために欠かせない役割をしています。
つまり、過酸化水素がなければ髪は染まりません。

でもその一方で、頭皮や髪に残ることでトラブルの原因になることもあります。


3️⃣ なぜかゆみの原因になるの?

カラーの後に残った過酸化水素は、時間が経っても頭皮や髪の中に残留します。
それが空気や紫外線に触れることで**“酸化反応”を起こし、刺激物に変化**してしまうんです。

この酸化反応によって――
・頭皮が乾燥してかゆみが出る
・フケが増える
・炎症で赤みが出る
といった不快な症状につながることがあります。

さらにこの酸化は、髪のタンパク質にもダメージを与え、
パサつきや褪色の原因にもなります。


4️⃣ Beautifulで行っているケア

当店では、カラー後に**“酸化をそのままにしない”**ケアを徹底しています。

🫧 カラー前のトリートメント でアルカリを中和し、頭皮をリセット。
💧 高濃度水素パウダー で過酸化水素を無害化し、酸化ダメージを防止。

さらにその後にもおこなってるケアがまたいいんです!!

この3ステップによって、
「かゆみ」「乾燥」「ツッパリ感」を大幅に軽減できるんです。

お客様からも、

「前は染めたあと頭がムズムズしてたけど、今は全然平気!」
という嬉しい声をたくさんいただいています^^


5️⃣ 僕の想い

「カラーは我慢してするもの」
そう思っている方がまだまだ多い気がします。

でも本来、髪を染めることはもっと心地よく、
“リラックスできる時間”であってほしい。

だからこそ僕たちは、
色を“入れる技術”だけでなく、残さない技術を大切にしています。
それが、美しい髪と健康な頭皮を守る第一歩です。


白髪染めもそのままのカラーでは蓄積するだけ

白髪ぼかしも一緒なんです。

どう負担をかけないか?残さないか?徹底しています☺️

この記事を書いた人

尾下 敏広

尾下 敏広

副社長

美容師歴20年以上。サロンワークに加えて、メーカーでの薬剤開発や教育にも携わる白髪予防カラーのスペシャリスト。資生堂SABFA卒業後は、コレクションやコンテストでも実績を重ね、全国の美容師への講師活動も行う。ブログでは「今ある髪を美しく保つ」ための技術と知識を発信しています。

髪のお悩み、
プロにご相談ください

当サロンでは、お客様一人ひとりの髪質や髪の状態に合わせた最適なケアをご提案しています。

いますぐ予約する
ご予約は
こちら